1級と2級の船舶免許は何が違う?種類の比較と選び方

最終更新日: 2026-10-07

海を疾走するモーターボート

1級と2級の違いは、出られる海の広さです。操縦できる船の大きさは同じで、2級は海岸から5海里(約9km)まで、1級は制限がありません。取れる年齢は2級が16歳、1級が18歳です。費用は国家試験免除コースの中央値で約2万2,000円の差があります(当サイト調べ・2026年10月)。迷ったら2級で始めて、あとから進級する方法もあります。

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この記事の目次
  1. この記事の結論
  2. 船舶免許の種類は?1級・2級・特殊はどう違う?
  3. 1級と2級の違いは航行区域だけ?
  4. 5海里ってどのくらい?2級で足りる?
  5. 1級と2級の費用の差はいくら?
  6. 2級から1級への進級はいくらで何日?
  7. 水上バイクに乗るなら別の免許が必要?
  8. 1級と2級、どっちを取るべき?

この記事の結論

  • 操縦できる船は同じ。違いは航行区域(2級は海岸から5海里=約9km、1級は制限なし)
  • 取れる年齢は2級16歳・1級18歳。学科は2級50問、1級64問(海図などの上級運航が追加)
  • 費用の中央値は免除コースで2級12万4,000円・1級14万6,350円、差は2万2,350円(当サイト調べ・2026年10月)

船舶免許の種類は?1級・2級・特殊はどう違う?

小型船舶の免許は、1級・2級・2級(湖川小出力限定)・特殊小型の4種類です。ボートは1級か2級、水上バイクは特殊小型で操縦します。日本海洋レジャー安全・振興協会(JMRA)の案内をもとに整理すると次のとおりです。

種類操縦できる船航行区域取れる年齢
1級総トン数20トン未満(レジャー用なら長さ24m未満も可)制限なし満18歳
2級1級と同じ湖・川・湾など陸岸に囲まれた水域と、海岸から5海里まで満16歳(18歳未満は5トン未満に限定)
2級(湖川小出力限定)総トン数5トン未満かつエンジン15kW未満湖・川などと指定された一部の海域満16歳
特殊小型水上オートバイのみ湖岸・海岸から2海里まで満16歳

湖でバスボートに乗る人向けの限定免許は湖川小出力限定の記事、目的別の選び方は免許の種類の記事でも紹介しています。

1級と2級の違いは航行区域だけ?

操縦できる船は同じで、違うのは航行区域・取れる年齢・学科の範囲です。実技試験の内容と時間(約1時間15分)は1級・2級で共通です。

2級小型船舶1級小型船舶
航行区域平水区域と海岸から5海里(約9km)まで制限なし※
乗れる船総トン数20トン未満(レジャー用は長さ24m未満)で共通
取得できる年齢満16歳(受験は15歳9か月から。18歳未満は5トン未満に限定)満18歳(受験は17歳9か月から)
学科試験50問(33問以上で合格)64問(上級運航Ⅰ・Ⅱが加わる)
登録教習所の教習時間学科12時間以上・実技4時間以上学科24時間以上・実技4時間以上
費用の中央値(免除コース)12万4,000円14万6,350円
取得日数の目安2〜3日4〜5日

※1級でも海岸から100海里を超える水域を航行する場合は、六級海技士(機関)以上の資格を持つ人の乗船が必要です。試験の数字はJMRAの公表、教習時間は登録教習所(JEIS近畿)の案内によるものです。

5海里ってどのくらい?2級で足りる?

5海里は約9kmで、湾内や岸が見える範囲の釣り・クルージングなら2級で足りることが多いです。2級の範囲には、湖・川や、湾のように陸岸にほぼ囲まれた水域も含まれます。

一方、沖のポイントまで走るオフショアの釣り(ジギング・キャスティング)や、海岸から5海里を超えて走る長距離のクルージングを考えているなら1級が必要です。行きたい場所が5海里の内側かどうかは、海図やマリーナ、教習所で確かめてください。

1級と2級の費用の差はいくら?

国家試験免除コースの中央値で比べると、1級は2級より2万2,350円高くなります。受験コースでは1級13万400円・2級9万8,700円で、差は3万1,700円です(当サイト調べ・2026年10月、掲載スクールの公表料金)。

  • 国家試験の手数料:1級3万5,450円・2級3万300円。差は学科試験料(1級1万円・2級4,850円)
  • 登録免許税:1級2,000円・2級1,800円
  • 日数:1級は学科の教習時間が2級の倍あるため、2日ほど長くなるのが一般的

集計には「総額」と「受講料のみ」の表示が混ざっています。個別のスクールを比べるときは、身体検査や申請代行が含まれているかを確認してください。費用の全体は費用の記事にまとめています。

2級から1級への進級はいくらで何日?

進級コースの費用は中央値4万7,900円(半数が4万2,000〜5万2,000円)で、最短2日です。2級を持っている人は実技が免除され、登録教習所では学科12時間以上の教習と修了審査で1級に上がれます(JEIS近畿の案内)。

2級の中央値12万4,000円に進級の4万7,900円を足すと17万1,900円になり、最初から1級を取る場合(14万6,350円)より2万5,000円ほど高くなる計算です。それでも、先に2級で海に出て、沖に出たくなってから進級するのは無理のない取り方です。進級すると新しい免許証になり有効期限も新しくなるので、更新の時期に合わせて進級する人もいます。詳しくは進級の記事へ。

水上バイクに乗るなら別の免許が必要?

はい。1級・2級を持っていても、水上バイクには特殊小型船舶操縦士の免許が別に必要です。JMRAの案内でも、特殊を持っていなければ水上オートバイは操縦できないとされています。逆に、特殊小型の免許でボートは操縦できません。

特殊小型の費用は中央値7万4,000円で、1級・2級を持つ人向けに安い追加コースを用意するスクールもあります。詳しくは水上バイク免許のページをご覧ください。

1級と2級、どっちを取るべき?

どこまで沖に出たいかで決めるのが基本です。迷う場合は、日数と費用の差(2日ほど・2万円台)をどう見るかで考えると決めやすくなります。

  • 2級が向く人:湾内・沿岸の釣りが中心/マリーナのレンタルボートで楽しみたい/16〜17歳で取りたい/まず費用と日数を抑えて始めたい
  • 1級が向く人:沖釣りや外洋クルージングをしたい/海岸から5海里を超えて走る予定がある/どうせなら最初から上位の免許にしたい

1級の山場は学科の海図問題です。勉強量が気になる人は1級の難易度の記事を、年齢の条件は何歳から取れるかの記事を参考にしてください。通える教習所はトップページのエリア一覧から探せます。

対応する教習所・スクール

国家試験免除マリンライセンスロイヤル福岡

会場:福岡市西区(マリノア・西福岡マリーナ)

国土交通省登録の教習機関で国家試験免除で取得できる。1級・2級・水上バイク免許に対応。更新講習・失効講習も実施。全国展開のチェーンで合宿コースもあり。

メーカー系教室ヤマハボート免許教室(西福岡マリーナ会場)

会場:福岡市西区(西福岡マリーナ)

ヤマハ発動機が展開する全国ネットワークのボート免許教室。西福岡マリーナで2級小型船舶免許コースを開催。取得後のレンタルボート(Sea-Style)と連携しやすい。

スクール日本海洋資格センター(JML)福岡

会場:福岡市

2級は最短3日完了・合格率99%を掲げるボート免許講習。1級・2級に対応。全国主要都市で開催。

1級小型船舶免許の教習所一覧を見る

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