船舶免許の費用はいくら?掲載スクールの公表料金で見るコース別の相場

最終更新日: 2026-10-07

海を疾走するモーターボート

船舶免許の取得費用は、2級の国家試験免除コースで12万円台前半、受験コースで10万円前後が中心です(当サイト調べ・2026年10月、掲載スクールの公表料金の中央値)。1級は14万円台、水上バイク用の特殊小型は7万円台です。ただし料金の表示には「総額」と「受講料のみ」が混在しているため、比べるときは何が含まれているかを確かめる必要があります。

近くのスクールを費用で比較する >

この記事の目次
  1. 船舶免許の費用相場はいくら?
  2. 料金に含まれる費用・含まれない費用は?
  3. 国家試験免除コースと受験コースの差はいくら?
  4. 独学で受ければいくらで取れる?
  5. 1級・進級・水上バイクの費用はいくら?
  6. 更新・失効にはいくらかかる?
  7. 船舶免許を安く取るコツは?

船舶免許の費用相場はいくら?

2級は国家試験免除コースで中央値12万4,000円、受験コースで9万8,700円です。当サイトに掲載しているスクールが公式サイトで公表している料金を、2026年10月にコース別に集計しました。

コース集計件数中央値半数が入る範囲日数の目安
2級(国家試験免除)82件12万4,000円11万1,100〜13万500円2〜3日
2級(受験)56件9万8,700円7万9,800〜11万5,150円2〜3日+試験日
1級(国家試験免除)73件14万6,350円13万2,700〜15万4,000円4〜5日
1級(受験)37件13万400円11万7,000〜13万9,750円スクールによる
2級→1級の進級86件4万7,900円4万2,000〜5万2,000円2日前後
特殊小型(水上バイク)73件7万4,000円6万5,000〜7万5,903円1〜2日
更新講習103件1万2,000円9,300〜1万3,000円講習1回
失効再交付講習99件1万9,500円1万6,200〜2万円講習1回

「半数が入る範囲」は、安い順に並べたとき真ん中の半分が収まる幅です。集計には、教本・身体検査・登録免許税まで含めた「総額」と、「受講料のみ」の表示が混ざっています。同じスクールでも日程・会場・割引で金額が変わるので、目安として見てください。

料金に含まれる費用・含まれない費用は?

受講料のほかに身体検査料・登録免許税・申請代行料・教材費がかかり、どこまで料金に含むかはスクールごとに違います。2級の国家試験免除コースを総額12万4,000円で公表している掲載スクールの例では、内訳は次のとおりです。

  • 教習料:11万5,050円
  • 身体検査料:2,450円
  • 登録免許税:1,800円
  • 申請代行(海事代理士):3,700円
  • そのほかの手数料:1,000円

登録免許税は免許証の交付を申請するときに収入印紙で納める税で、1級2,000円、2級1,800円、特殊1,500円です。申請には証明写真と住民票の写しも要ります。「受講料○万円」と大きく書かれた広告では、こうした費用や教材費が別になっていることがあります。申し込む前に「このほかに払うものはありますか」と聞き、総額どうしで比べてください。

国家試験免除コースと受験コースの差はいくら?

2級の中央値どうしで比べると、受験コースのほうが2万5,300円安くなります。違いは試験の受け方です。

  • 国家試験免除コース:国に登録された教習所で決められた時間の教習(2級は学科12時間以上・実技4時間以上)を受け、修了審査に合格すると国家試験が免除されます
  • 受験コース:スクールで講習を受けたあと、日本海洋レジャー安全・振興協会(JMRA)の国家試験を受けます

受験コースでは国家試験の手数料がかかります。2級は身体検査4,250円・学科4,850円・実技2万1,200円の計3万300円です(事前に病院の身体検査証明書を出すと身体検査は2,450円)。総額表示のスクールはこれを含めた金額を出しています。気をつけたいのは不合格のときで、落ちた科目は手数料を払って受け直すため、実技で1回落ちるだけで差額は大きく縮みます。実技だけを教習で免除し、学科は国家試験を受ける中間のコースを用意するスクールもあります。仕組みは国家試験免除コースの記事で説明しています。

独学で受ければいくらで取れる?

2級を独学で受ける場合の実費は、国家試験の手数料3万300円と登録免許税1,800円の計3万2,100円に、教本代や写真代を足した額です。受験の申込みは、試験開始日の20日前から7日前までに、書類と手数料を添えてJMRAの窓口に出します。

金額だけ見れば最も安い方法ですが、実技試験に向けて船で練習する場を自分で用意するのは簡単ではありません。学科は独学、実技は講習だけスクールを使うという組み合わせもあります。向き不向きは独学の記事にまとめました。

1級・進級・水上バイクの費用はいくら?

1級の国家試験免除コースは中央値14万6,350円で、2級より2万2,350円高い水準です。国家試験の手数料は1級が計3万5,450円で、2級との差は学科試験料(1級1万円・2級4,850円)です。

  • 2級から1級への進級:中央値4万7,900円。実技は免除され、学科の教習と審査が中心です。2級の中央値に進級の中央値を足すと17万1,900円になり、最初から1級を取るより高くなる計算です
  • 特殊小型(水上バイク):中央値7万4,000円。1級・2級をすでに持っている人向けに、新規より安い追加コースを設けるスクールが多くあります
  • 2級と特殊の同時取得:ある掲載スクールでは2級12万4,000円・特殊7万4,000円に対し、セット料金は17万5,000円で、別々に取るより2万3,000円安くなっていました

1級と2級のどちらを選ぶかは、1級と2級の違いの記事を参考にしてください。

更新・失効にはいくらかかる?

更新講習は中央値1万2,000円、失効再交付講習は1万9,500円です。免許証の有効期間は5年で、更新は有効期限の1年前から手続きできます。

ある掲載スクールの更新の総額1万円の内訳は、受講料4,410円・身体検査860円・更新手数料(収入印紙)1,350円・海事代理士の手数料2,880円・送料500円でした。同じスクールの失効再交付は1万6,200円です。申請代行を含むかどうかで金額が変わるので、更新でも総額で比べるのが基本です。期限を過ぎると失効講習の分だけ高くつくため、5年ごとの予定に入れておきましょう。手続きの流れは更新・失効の記事へ。

船舶免許を安く取るコツは?

総額で比べたうえで、受験コース・割引・時期の3つを組み合わせるのが現実的です。

  1. 総額で比べる:受講料だけでなく、身体検査・登録免許税・申請代行・教材費まで含めた額で並べる
  2. 受験コースを検討する:試験に自信があれば2万円台の差が出ることがある。ただし不合格で受け直す費用も見込んでおく
  3. 割引を確かめる:掲載スクールの料金表には、早割・平日割・ペア割・グループ割・学割、すでに免許を持つ人向けの料金などがある。学生向けは学割の記事へ
  4. 冬に取る:閑散期は予約が取りやすく、割引を設けるスクールもある(冬に取る記事)
  5. 給付金を調べる:教育訓練給付の指定講座になっているコースもある(給付金の記事)

料金は地域や会場によっても変わります。トップページのエリア一覧から、通える範囲のスクールの料金を比べてみてください。

対応する教習所・スクール

国家試験免除マリンライセンスロイヤル福岡

会場:福岡市西区(マリノア・西福岡マリーナ)

国土交通省登録の教習機関で国家試験免除で取得できる。1級・2級・水上バイク免許に対応。更新講習・失効講習も実施。全国展開のチェーンで合宿コースもあり。

メーカー系教室ヤマハボート免許教室(西福岡マリーナ会場)

会場:福岡市西区(西福岡マリーナ)

ヤマハ発動機が展開する全国ネットワークのボート免許教室。西福岡マリーナで2級小型船舶免許コースを開催。取得後のレンタルボート(Sea-Style)と連携しやすい。

スクール日本海洋資格センター(JML)福岡

会場:福岡市

2級は最短3日完了・合格率99%を掲げるボート免許講習。1級・2級に対応。全国主要都市で開催。

2級小型船舶免許の教習所一覧を見る

関連コラム