船舶免許の年齢条件|受験は15歳9ヶ月から、高校生でも取れる


船舶免許は、2級と水上バイク用の特殊小型が満16歳から、1級が満18歳から取れます。試験はそれぞれ3ヶ月前の15歳9ヶ月(1級は17歳9ヶ月)から受けられます。16〜17歳で2級を取ると船の大きさに限定が付きますが、18歳で自動的に外れます。費用は2級で6万〜12万円、特殊小型で5万〜7万円が目安です。高校生が取るときの流れと注意点もまとめました。
この記事の結論
- 2級・特殊小型(水上バイク)は満16歳、1級は満18歳から取得できる
- 受験は免許が受けられる年齢の3ヶ月前(15歳9ヶ月/1級は17歳9ヶ月)から可能
- 16〜17歳で取った2級は5トン未満の限定が付くが、18歳の誕生日を過ぎれば手続きなしで外れる
船舶免許は何歳から取れる?
2級・2級湖川・特殊小型(水上バイク)は満16歳から、1級は満18歳から取れます。試験機関の日本海洋レジャー安全・振興協会によると、受験はそれより3ヶ月早い年齢から可能です。
| 免許 | 受験できる年齢 | 免許を受けられる年齢 | 18歳未満の限定 |
|---|---|---|---|
| 1級小型船舶 | 17歳9ヶ月から | 満18歳以上 | なし(18歳からのため) |
| 2級小型船舶 | 15歳9ヶ月から | 満16歳以上 | 5トン未満に限定 |
| 2級(湖川) | 15歳9ヶ月から | 満16歳以上 | なし |
| 特殊小型(水上バイク) | 15歳9ヶ月から | 満16歳以上 | なし |
「16歳になる少し前の長期休みに講習と試験を済ませ、16歳になってから免許を受ける」という組み方もできます。日程を組む前に、受講したい教習所に年齢の条件を確認してください。
18歳未満の「5トン限定」とは?
16〜17歳で2級を取ると、操縦できる船が総トン数5トン未満に限定されます。18歳の誕生日を過ぎれば、手続きなしで限定は外れます。
国土交通省の案内では、18歳未満の人には18歳の誕生日の前日まで若年者限定として5トン限定が付きます。18歳以降は、次の更新や記載事項の訂正までは、手元の免許証を限定のない免許証としてそのまま使えます。
釣りやレジャーで使うボートは5トン未満のものが多く、高校生のうちに困る場面は多くありません。2級湖川と特殊小型には、この年齢による限定はありません。限定は免許証に記載されるので、気になる場合は手元の免許証で確認できます。
高校生でも船舶免許は取れる?
取れます。2級と水上バイクの免許は16歳からなので、高校1〜2年生でも受講できます。講習と試験の内容は大人と同じで、年齢で難しくなることはありません。
- 日数:2級は学科と実技で最短2〜3日、特殊小型は1〜2日が目安です。夏休みや春休みに収まります
- 費用:2級は6万〜12万円、特殊小型は5万〜7万円が目安です。学割を設けているスクールもあります(学割の記事)
- 取り方:登録教習所で教習と修了審査を受ける国家試験免除コースと、スクールで対策して国家試験を受けるコースの2通りがあります。確実に取りたいなら免除コースが選ばれやすく、流れは取り方ガイドにまとめています
- 申込みの条件:未成年の申込みで保護者の同意をどう求めるかは教習所ごとに違います。申込み前に確認しておくと当日あわてません
親子で同じ日程を受ける家庭もあります。進め方は親子で取る記事で紹介しています。
16〜17歳で取るならどの免許がいい?
海でボートに乗るなら2級、水上バイクなら特殊小型が基本です。1級は18歳になってから2級を進級させる方法があります。免許ごとに操縦できる範囲が違うので、乗りたい場所と船で選びます。
- 2級:湖・川・湾などの平水区域と、海岸から5海里(約9km)までの海。総トン数20トン未満のボートが対象ですが、18歳未満は5トン未満に限られます
- 2級(湖川):湖や川などに限られ、総トン数5トン未満かつエンジン出力15kW未満の船だけ。海でも乗りたくなりそうなら通常の2級を選ぶほうが後悔がありません
- 特殊小型:水上バイク専用。航行できるのは、おおむね海岸・湖岸から2海里までです
ボートも水上バイクも乗りたい場合は、2級と特殊小型を両方取ることになります。同時に受講できるセットを用意している教習所もあります。
16歳で水上バイク(ジェットスキー)に乗れる?
乗れます。特殊小型船舶操縦士の免許は16歳から取れ、2級のような年齢による限定もありません。
ただし、1級・2級のボート免許では水上バイクは操縦できず、特殊小型の免許が別に必要です。水上バイクは免許を持つ本人が操縦することが法令で義務付けられていて、無免許の友人に操縦させて後ろに座るのは違反になります。ライフジャケットも操縦者・同乗者とも着用が義務です。取り方は水上バイク免許の記事をご覧ください。
18歳未満が免許を取ったあとに気をつけることは?
免許があっても、年齢で使えないサービスがあります。たとえばヤマハのレンタルボートクラブ「シースタイル」は、入会条件が満18歳以上です。レンタル艇や会員制サービスを使う予定なら、年齢条件を先に確認してください。
- 最初のうちは経験のある大人と一緒に乗り、単独での出航は段階を踏む
- 船長として、同乗者全員の安全に責任を負うことを理解しておく
- 18歳を過ぎて沖まで出たくなったら、2級から1級へは進級コースで上げられる(進級の記事)
年齢の上限はある?シニアでも取れる?
試験機関が示している受験資格は下限の年齢だけで、上限の記載はありません。年齢よりも、身体検査の基準を満たせるかがポイントです。
身体検査の合格基準は、視力が両眼とも0.5以上(矯正可)、夜間に船の灯火の色を識別できること、5m以上の距離で話し声を聞き分けられること(補聴器可)などです。免許は5年ごとの更新で、更新のときも色覚を除いて同じ基準の身体検査があります。詳しくは視力・身体検査の記事へ。
年齢の条件を確認できたら、通える範囲の教習所をトップページのエリア一覧から探してみてください。
対応する教習所・スクール
国家試験免除マリンライセンスロイヤル福岡
国土交通省登録の教習機関で国家試験免除で取得できる。1級・2級・水上バイク免許に対応。更新講習・失効講習も実施。全国展開のチェーンで合宿コースもあり。
メーカー系教室ヤマハボート免許教室(西福岡マリーナ会場)
ヤマハ発動機が展開する全国ネットワークのボート免許教室。西福岡マリーナで2級小型船舶免許コースを開催。取得後のレンタルボート(Sea-Style)と連携しやすい。
スクール日本海洋資格センター(JML)福岡
2級は最短3日完了・合格率99%を掲げるボート免許講習。1級・2級に対応。全国主要都市で開催。